金属製の製品は、共同住宅には数多く使われています。その材質も、鉄・鋳鉄・アルミニウム・ステンレスと多岐に渡っています。一般に鉄の用いられている部分は、傷みも早くその改修サイクルも5年程度と短いものですが、念入りに補修を行わなければ、その寿命も早く尽き交換を余儀なくなり、修繕費用にも影響が出ます。
アルミニウムやステンレスの製品は錆にくい材質ではありますが、全く錆びないということではありません。本来塗装に適した部材ではありませんが必要に応じて、クリーニングや塗装を行います。
チョーキング
手摺の腐食
ディスクサンダーによるケレン
経年より、塗膜の劣化が進みチョーキング(粉化現象)が起き、さらに錆が発生します。
塗装の前に下地の処理を十分に行い塗装上行います。改修工事では、一般に3種ケレンで活膜を残して、塗装を行いますが、充分に器具でサビを落としサンドペーパーなどでなだらかになじませてから塗装を行います。
施工前
サンドペーパーによる摺合せ
下塗り(錆止め)
中塗り
上塗り
樋(塩ビ製)
鉄骨階段
玄関扉(枠)